オリンピックの女子フィギュア日本代表としてバンクーバーオリンピックとソチオリンピックに出場して感動を与えてくれた浅田真央選手のショート・フリー・エキシビジョン演技のBGMに使われた楽曲を大会と種目別にまとめました。
2010年バンクーバーオリンピック
ショートプログラム曲 『仮面舞踏会』(ハチャトゥリアン)
バンクーバーオリンピックのショート曲は、『仮面舞踏会』、ジョージア出身(旧、グルジア、ソ連)の作曲家であるアルム・ハチャトゥリアンの管弦楽曲です。
5部構成になっており、浅羽真央選手の演技に使われたのは冒頭の「ワルツ」のパートです。
フィギュアスケートでもよく使用される人気曲であり、2009年には平原綾香がアルバム『my Classics!』で日本語の歌詞を乗せてレコーディングしています。
フリー前奏曲『鐘』(ラフマニノフ)
バンクーバーオリンピックのフリー曲は、『鐘』、ロシアの作曲家であるセルゲイ・ラフマニノフの代表的なピアノ曲です。
浅田真央選手が演技に使用しているのは管弦楽編曲バージョンです。
エキシビジョン曲 『カプリース』(パガニーニ)
バンクーバーオリンピックのエキシビジョン曲は、『カプリース』、日本語では『24の奇想曲』とも呼ばれるイタリアのヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニによるヴァイオリン独奏曲です。
演技ではBilen Yıldırırの演奏バージョンが使われており、アルバムでは『Uçan Parmaklar』に収録されています。
これらのバンクーバーオリンピックでの使用楽曲は、すべてアルバム『浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2009-10』に収録されています。
2014年ソチオリンピック
ショートプログラム曲 『ノクターン第2番』(ショパン)
ポーランド出身の作曲家、ショパンの夜想曲の中で最も有名な曲です。
アメリカ映画の「愛情物語」の主題歌になった他、日本でもさまざまなアニメやゲームのBGMにも起用されています。
フリープログラム 『ピアノ協奏曲第2番』(ラフマニノフ)
ロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフが作曲したピアノ協奏曲です。
フィギュアスケートではよく起用される楽曲であり、伊藤みどり選手、村主章枝選手、高橋大輔選手などが競技でBGMとして使っています。
どちらもクラシックの定番曲です。
エキシビジョン曲 『スマイル/この素晴らしき世界』
ソチオリンピック、エキシビジョンの曲名は、『スマイル/この素晴らしき世界(Smile/ What a Wonderful World)』カナダ人シンガーIMA(イマ)が歌っています。
CDでは、2007年3月に発表したオリジナル・アルバムに収録されていますが現在では製造中止になっているので入手しづらくなっています。
「笑顔になればつらいことも忘れられる。笑顔って素晴らしい」という浅田真央選手が思う気持ちがそのまま表現されている曲で、浅田真央選手自身が歌詞の内容を気に入り選曲したそうです。
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スマイル/この素晴らしき世界
これらのソチオリンピックでの使用楽曲は、すべてアルバム『浅田真央スケーティング・ミュージック2013-14』に収録されています。
まとめ
浅田真央選手は、ロシアのコーチに教わっていた時期が長いからなのか、旧ソ連を含めてロシア付近の作曲家の楽曲起用が多かったのが分かります。
浅田真央選手が引退後に今まで応援してくれた方々への感謝を込めて全国を回り、今まで滑ってきたプログラムをメドレーでお届けするアイスショーを映像化した浅田真央サンクスツアー Blu-rayも発売されています。
こらまで紹介した楽曲を含むベスト版的な内容となっています。
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