震災の時に流れていたAC あいさつの魔法のポポポポ～ンの作詞、作曲、イラストレーター、歌手は誰？

2011年の東日本大震災の影響でテレビからCMソングがほとんど消えてしまいました。

その穴埋めとしてACの公共CMが繰り返し流れていた訳ですが、その中で耳について離れない中毒性があるCMソングがアニメーション動画をバックに流れる『あいさつの魔法』でした。

あいさつの魔法のCM

震災よりも前の2010年7月にオンエアが始まったCMで15秒、30秒、60秒バージョンがそれぞれあります。
♪まほうのことばで～の部分から♪「ポポポポ～ン」まで音程がほとんど上がりっぱなしになるので非常に高揚感があるのですね。

たまたまですが、震災時のような気持ちが落ち込み気味の時期にマッチした広告になっていたのです。

作詞はコピーライターである関ひとみと、本作品のクリエイティブディレクターである若浜明子が担当しています。

ただし、最初の段階ではポポポポ～ンのフレーズはなかったようです。

こんにちわ　こんにちワン　ありがとう　ありがとウサギ　こんばんわ　こんばんワニ　さようなら　さよなライオン　魔法の言葉で　楽しい仲間が　ぽぽぽぽ～ん

おはよう　おはよウナギ　いただきます　いただきマウス　いってきます　いってきまスカンク　ただいま　ただいマンボウ　ごちそうさま　ごちそうさマウス　おやすみなさい　おやすみなサイ　こんにちは　こんにちワン　ありがとう　ありがとうさぎ　

挨拶するたび　友達増えるね

作曲・編曲は飛渡健次郎とSaKi（嶋倉紗希）です。
CMに登場するキャラクターボイスも担当しています。

SaKi は、1988年3月24日札幌市生まれ。ライブや劇団への楽曲提供をするアマチュアシンガーソングライター。

もともとこの『あいさつの魔法』のCM制作を担当していたのが、東急エージェンシー北海道支社だったので地元のアマチュアンガーソングライターSaKi(嶋倉紗希)さんに依頼したようです。

ポポポポ～ンの歌詞の由来は、仲間がポンポンでてくるような『ポポポポポン』のような効果音的な歌詞をインパクトを出すため創り出したそうです。

かわいらしいイラストは、yukkyさん(イラストレーター)の手によるもので、あいさつ坊やの本名は、ジョン・太郎・ハローで父はアメリカ人、母は日本人のハーフなんだそうです。

歌っているのは歌手の野々歩（松本野々歩）です。

この『あいさつの魔法』の特に最後のポポポポ～ンが何度も聴きたくなった人向けに好きなだけ「ポポポポ～ン」するボタンを製作する人も現れました。（現在では閉鎖）

そのほかにも個人で逆回転バージョンやリミックスバージョンを製作した人もいました。

AC あいさつの魔法　60秒ver